特徴
顔の半分以上を占める、大きな眼に対し、尖って上を向いた小さな鼻と鋭い歯を持つ口。顔にハッキリと入っているラインも、また可愛い特徴です。他のげっ歯類のモモンガと違い育児囊(袋)を持つ有袋類で、オーストラリアや周辺のインドネシア、パプアニューギニアに生息しています。名前の由来は、この育児嚢のはずですが、自ら袋に入るのが大好きなのでいつも袋に入っていることからこう呼ばれているのでは?と勘違いされるかもしれません。オスは額にある臭腺が目立ちます。
性質
オスを中心として群れをなすため、警戒心や攻撃性は強い反面、一旦慣れるとスキンシップが可能です。但し、自咬癖が比較的強く、致命的になるまで体の至る部分を咬んで傷つけてしまう個体が多いです。この点がクリアできれば、飼いやすいペットです。
飼うにあたって注意すること
偏食が多いです。食べるものだけ与えていると、昆虫ゼリーやミルワームなど、栄養バランスの取れない食餌による病気を招いてしまいます。成長期の低カルシウム性骨疾患は特に多発します。 いろんなペレットが手に入るようになっていますので、ペレット主食で育てましょう。
少しでも体のどこかに気になることがあると、即自咬する、と言っても過言ではありません。袋の糸が指に絡まったりケージの中で怪我をしたりして、自咬の原因を作ってしまわないように、気をつけましょう。
同じモモンガでも、タイリクモモンガは日本では飼育禁止動物となっています。間違えないように注意しましょう。