特徴
なんといっても、背側全身を覆う尖った針と、危険を感じたり攻撃する際のボールのように丸くなった姿。ネズミと言ってもげっ歯目のネズミとは違い、食虫目です。ペットショップでよく見かけ、ペットとして浸透しているのは、アフリカ原産のヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)です。最近ではハリネズミ専用フードも容易に手に入るようになり、慣れやすい個体も増え、さらにペットとしての魅力上昇中です。
性質
針は常に立っているわけではなく、体毛と同じで基本的には寝ています。寝てる針は、刺さらないため痛くありません。慣れているハリネズミなら、手のひらでゴロゴロと遊べます。但し、気に入らないことや怖いことがあって警戒させてしまうと、丸くなって針を立てるため、革手袋なしで触ると痛いです。因みに腹側には針ではなく毛が生えています。そのため、腹を屈曲させて丸まっても自分に針は刺さりません。
飼うにあたって注意すること
以前は専用フードがなかったため、ドッグフードやキャットフードで代用されており、肥満に陥ってしまうハリネズミが多かったですが、今はハリネズミ用フードでの飼育が可能なので栄養過多にならないように、コントロールしてあげましょう。
飼ってすぐは、ダニの感染が多発します。針が不自然に抜ける場合、病院へ行って駆虫してもらいましょう。
口腔内腫瘍の発症が多いです。慣れている子なら、日頃から口の中を見れる練習をしているといいかもしれません。