整形外科

骨折、関節脱臼などの疾患に対応します。股関節の人工関節設置などの専門病院なども紹介致します。

骨折写真 2

骨折プレート写真1

橈骨骨折の骨プレート固定

 小型犬(特にトイ種)において、昨今、最も多い骨折が橈骨(もしくは橈骨尺骨両方)の骨折です。
この症例では、骨幹部(中央部)での骨折ですので、比較的整復は容易で、プレートの埋入(インプラント)等の方法で実施しました。

 同じプレーティングであっても、骨の細いトイ種でのプレーティングでは、プレート抜去後の再骨折が問題になっています。
これは、骨の癒合が実際には、完全に修復に至っていないのが原因と考えられています。プレートの固定力、支持力が強すぎると、骨にかかる力が少なくなり、骨吸収を起こしてしまい、正常骨より細くなることもあります。

 本症例においては、細くて長いプレートを用い、スクリューでの固定を遠位と近位の2本ずつにすることで、プレートが僅かにしなる力(応力)を利用し、骨折間でのマイクロモーション(極僅かな動き)を促すことで骨の癒合を促進させます。