奈良県奈良市の動物病院奈良です。犬・猫の診療だけでなく、鳥類・フェレット・ウサギ・ハムスター・
爬虫類・両生類などのエキゾチック診療も行っております。

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猫の健康管理

猫の健康管理

ネコちゃんとの暮らしで気を付けていただきたいことをお伝えしています。
高齢期に気をつけたい暮らしの情報については「シニア科」のページをご覧ください。

ネコちゃんの予防

ワクチン接種
1.ワクチン接種

当院では3種と4種類の病気を予防できるワクチンをお勧めしています。
お外で飼われていたり、お散歩に出歩くことが好きなネコちゃんは4種混合ワクチンをお勧めします。

ワクチンで予防できる病気 3種
ワクチン
4種
ワクチン
猫ウイルス性鼻気管炎(猫の鼻風邪)
猫カリシウイルス感染症(猫のインフルエンザ)
猫汎白血球減少症
猫白血病ウィルス感染症
ノミ・ダニ予防
2.ノミ・ダニ予防

ネコちゃんにノミ・ダニが寄生すると皮膚炎や病気を引き起こします。また、ネコちゃんに付いたノミ・ダニは飼主様も刺します。「今ついていないから」ではなくて、ノミダニが付く前に「付かないように」してあげてください。

フィラリア予防
3.フィラリア予防

春になり温かくなってくると、蚊が出てきます。フィラリア症は蚊が媒介して起こる犬ではメジャーな病気ですが、実はネコちゃんも感染することがあります。ネコちゃんは感染すると、治療方法がないのが現状です。予防すれば100%予防できる病気でもあります。予防できる病気は未然に防いで、ネコちゃんを健康でいさせてあげてください。

お手入れ習慣を身につけましょう

ネコちゃんの中には身体を触られることを嫌がる子も多くいます。若い頃からスキンシップを兼ねてお手入れなどを行う中で、全身を触れられることに慣れさせていきましょう。

全身に異常がないかチェック
1.全身に異常がないかチェック

スキンシップを兼ねて全身を触って細かくチェックしたり、普段の行動を観察して異常がないか確認をしましょう。

  • 元気(動き、歩き方、鳴き方など)
  • 食欲(食べる量)
  • 飲水(水を飲む量)
  • 排便(回数・状態)
  • 排尿(回数)
  • 被毛や皮膚の異常(傷、痛み、しこり)
  • 耳、目、鼻の状態の観察
  • 口の中のにおい(嫌な臭いは異常のサイン)
毎日の歯磨きを
2.毎日の歯磨きを

猫の口の中は酸性の為、虫歯にはなりませんが、歯周病にはなりやすい特徴があります。
歯周病は口腔内だけでなく心疾患など全身の健康問題につながります。 歯ブラシを嫌がる場合は歯磨きジェルをつけたガーゼ等でふくことも効果があります。

耳掃除は控えめに
3.耳掃除は控えめに

ご家庭での耳掃除はコットンを使って表面を優しくふく程度にしてあげてください。
綿棒を使用すると傷がついてしまったり、痛がって嫌がるようになります。

痛みのサインについて
4.痛みのサインについて

猫は症状を隠そうとしがちです。また、痛みを行動で訴えることがあります。性格により異なりますが、『いつもと違う』と感じたら、その他の症状や原因となるものがないかよく観察し、ご相談ください。

  • 落ち着かない
  • 攻撃的になる
  • うずくまる
  • 特定の部位をしきりに舐める
  • 呼吸が早い
  • 隠れる
  • 食欲がなくなる

年齢ステージごとに行うこと

ネコちゃんの年齢ステージごとに行うべき予防・検査・健診などがあります。
毎年の実施が生涯での健康に繋がります。しっかりと行ってあげてください。

年齢ステージ 予防・検査・健診など
生後6か月まで ・ワクチン接種(1回目~3回目)
・駆虫薬投薬
・不妊手術

詳しくは小児科ページもご覧ください
~3歳程度まで ・ワクチン接種(年1回)
・駆虫薬投薬
・フィラリア予防
・歯科健診(年1回程度)
・健康診断(年1回程度)
~10歳程度まで ・ワクチン接種(年1回)
・駆虫薬投薬
・フィラリア予防
・歯科健診(年2回程度)
・健康診断(年2回程度)
10歳以上 ・ワクチン接種(年1回)
・駆虫薬投薬
・フィラリア予防
・歯科健診(年2回程度)
・健康診断(年2回程度)

詳しくはシニア科ページもご覧ください

ネコちゃんにお勧めしている検査

ウイルス検査
1.ウイルス検査

ウイルス検査では、① 猫免疫不全ウイルス(FIV) ② 猫白血病ウイルス(FelV)という2つの感染症を調べることができます。感染の有無を定期的に調べておくことをお勧めしています。1ml程度の採血をするだけで検査が可能ですので、小さな子猫でも安心して検査を受けていただけます。

  • 外に遊びに行く子(少しでも)
  • 昔、ノラ猫だった子
  • お母さん猫がノラ猫の子
  • 過去の飼育環境がわからない子
  • 多頭飼いの猫ちゃん達の中に1頭でもこれらに当てはまる子がいる場合
尿検査
2.尿検査

特にネコちゃんは泌尿器系の病気にかかりやすい動物です。そのため最低年に1回は検査を行っていただきたいと考えています。尿検査では、腎臓・肝臓・胆嚢などの内臓機能、糖尿病の状態、結石の有無についても調べることができます。ネコちゃんの健康状態を知る、最も簡単な方法ともいえます。
尿検査を行う際はできる限り新鮮な尿が必要です。病院へお持ちいただく際は直前に採れた尿をご持参ください。

尿検査で分かること
①尿PH値 尿路結石・細菌感染 など
②尿ビリルビン 肝臓疾患・胆道疾患・黄疸 など
③尿糖 糖尿病・急性膵炎・クッシング症候群 など
④尿せん血 膀胱炎・尿道炎・尿路結石・前立腺炎・腎炎 など
⑤尿タンパク 腎臓疾患・尿路の異常など
⑥尿比重 腎臓疾患・尿崩症 など

健康診断について

血液検査
1.血液検査

健康診断の基本となる検査です。肝臓・腎臓などの内臓機能の状態や、心臓疾患、コレステロール値、糖尿病の状態など様々な健康状態を調べることができます。
10歳程度までは年1回、11歳を超えてくると年2回以上の検査をお勧めしています。

画像診断(レントゲン検査・エコー検査など)
2.画像診断(レントゲン検査・エコー検査など)

血液検査だけでは分からない身体の状態を詳しく調べることができます。
特に当院で専門的に行っている循環器の診療ではエコー検査などを用いて、心臓などの循環器の病気の早期発見などにも取組んでいます。

便検査
3.便検査

便検査では、消化器系の状態や異常、細菌の状態や寄生虫の有無などを調べることができます。
便の見た目をチェックし、色・臭い・形・形状を調べたり、顕微鏡で詳細に調べることもあります。
尿検査と同じように簡単にネコちゃんの健康状態を知ることができる検査です。

その他の検査
4.その他の検査

その他にも、心電図検査、内視鏡検査、歯科の検診、眼科の検診、皮膚の健診など、目的に応じた様々な健診を行っております。当院には循環器、腫瘍、整形外科など専門的な知識を有する獣医師も在籍していますので、ネコちゃんの症状などによって最適な検査もご提案させていただきます。

病院への連れて行き方

キャリーバッグに入れてお連れ下さい
キャリーバッグに入れてお連れ下さい

逃走防止・猫ちゃんの過ごしやすさを考慮して、キャリーバッグに入れてご来院ください。

怒る子は網目が荒い洗濯ネットを活用しましょう
怒る子は網目が荒い洗濯ネットを活用しましょう

キャリーが苦手、怒る子は、洗濯ネット(網目が荒いもの)に入れてお連れ下さい。

電車でお越しの場合
電車でお越しの場合

猫ちゃんは怖がりな生き物です。目隠しの毛布などをかけてあげましょう。

お車でお越しの場合
お車でお越しの場合

車内で安全に過ごせるように、キャリーバッグはシートベルトでしっかり固定をしましょう。写真のようにすると安心です。

日常生活で気を付けたいこと

日々の健康チェック
1.日々の健康チェック

大事なネコちゃんにはいつまでも健康でいて欲しいと思いますよね?
些細な不調のサインを見逃さないためにも普段の状態をきちんと把握することを心がけましょう。

毎日見てあげて欲しい項目
食欲 食欲はあるか?お水は飲んでいるか?など摂取量や様子などをチェックしましょう。
行動 体をなめ続けるのはストレスかもしれません。いつもと違う仕草をしていないかをチェックしましょう。
排泄 色、臭い、量、回数、固さ、など健康な時の状態を知っておくことが大切です。
ボディチェック しこりや脱毛はないか?触った時に痛みを訴えないか?など異変がないかをチェックしましょう。
肥満防止
2.肥満防止

まるまるとしているネコちゃんは可愛いですが、肥満が引き起こす病気が多いのも現実です。
肥満は病気のリスクとなることも十分に理解していただき、ダイエットに励んでいただくことをお勧めします。

肥満の原因を考えよう
ご飯・おやつの
あげすぎ
ネコちゃんの体は、年齢や状態によって必要な栄養素が異なります。そのため、適正量を超える栄養分は脂肪になって体内に蓄積されやすくなります
運動不足 室内飼いのネコちゃんは特に注意が必要です。
室内に運動用の器具を置いてあげたり、飼主さんと遊んだり、日常的に体を動かせられる環境を用意してあげることが大切です。
その他 遺伝や病気によって太りやすい体質も子もいます。また、避妊・去勢手術の後は基礎代謝が減って太りやすくなることもあります。
体質や状況に合わせた食事をあげることも検討してあげましょう。
迷子にならないように
3.迷子にならないように

室内で飼っているネコちゃんでも、脱走して迷子になるおそれもあるなど、ネコちゃんが迷子になってしまうことがあります。迷子になってしまった時の対策も行うことをお勧めします。

迷子対策として
できること
・首輪などに迷子札を付けておきましょう。
・マイクロチップ をお勧めしています。
迷子になって
しまったら
【いなくなった場所を探す】
室内飼いのネコちゃんが迷子になった場合は、知らない場所におびえ、物陰に隠れていることが多いようです。まずは近くの物陰をしっかりと探してあげましょう。
また、探す時はキャリーバッグやネコちゃんの好きな食べ物などを持っていくと良いでしょう。

【関係機関に連絡する】
周辺を探して見つからない場合には、どこかに保護されていることも考えられます。
地域の保健所や動物愛護センター、警察などに問合せしてみましょう。

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