椎間板ヘルニア

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先日はダックスフンドの椎間板ヘルニアの手術を行いました。

第13胸椎と第1腰椎間の左側椎弓を切除し、変性、脱出した髄核を取り除くことで、原因物質の除去と脊髄の圧迫を減圧することが目的です。

 

術後痛みが強いことを想定していましたが、元気に吠えてご飯もよく食べてくれます。

翌日から術部のアイシングと指先からの運動、リハビリを少しずつ初めています。歩けるようになってくれますように。

セキセイインコのPBFD

naoto最近病院に仲間入りした、セキセイインコのナオトくん。まだ挿し餌中のピヨピヨです

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こんにちは、豊島です。

お迎えしたセキセイインコのヒナに、PBFD(オウム類の嘴羽毛病)症状が現れました。

風切羽が急に抜け出したため、怪しく思い羽軸部分を見てみると、上の写真のような羽軸壊死(羽の付け根が黒く変色して壊死を起こしている)が確認されました。

またメガバクテリア感染もあり、病院に来て2日後くらいまでは大量に吐いたりして助からないかと思いましたが、現在は元気にご飯を食べ、体調は持ち直してくれています。

抜けた風切羽の跡には新生羽も見え始めました。これが壊死して抜け落ちることなく、順調に生えそろってくれれば、ウイルスにも打ち勝ったといえるでしょう。

ナオトくんは今も、インターフェロン治療中です。

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この写真は、病状(脱羽)の進んだPBFD感染鳥です。

原因ウイルスは、サーコウイルスという強くて小さいウイルス。非常に強い感染力を持ちます。

感染経路は空気感染で、羽から出る粉や体の分泌物、排泄物を介して呼吸器経路からも消化器経路からも感染を起こします。つまり、粉を吸い込んだり吐き戻しをもらったり便を口にしたりすることで、感染が成立します。

感染したら今度は発症。急性期症状は、発症後すぐに現れる全身症状で、沈鬱・膨羽・嗜眠・食欲不振・嘔吐・まれに貧血を呈することもあります。 感染症の特徴的な症状である、緑色尿酸の排泄も、一つの手がかりです。

急性期を免れて慢性期になると、羽の症状のみが残ります。

抜けた羽は生えてきますが、その新しい新生羽もまた、次々羽軸壊死を起こして抜け落ちる、これが延々と続くため、写真のような不完全な羽に覆われるのです。

羽以外の症状はないため、本人は元気に過ごしてくれることが多いですが、ウイルスにより免疫不全を起こしているためか長生きは望めません。調子がよくても突然亡くなってしまうこともあります。

予後は鳥種によって様々です。

ナオトくんのようなセキセイインコは比較的まだ希望が持てるといえます。

発症しても、その何割かは自らの免疫力でウイルスを排出して完全に治ってしまいます。

その手助けをしているのが、インターフェロン治療というわけです。

慢性期症状となった場合、数年間元気に過ごせる子が多いですが、免疫不全であるため油断は禁物です。

ラブバードは、発症すると予後は悪くほとんどが1年以内に亡くなってしまいます。しかしこの鳥種は、感染しても発症することなくウイルスを排泄し続ける(不顕性感染)、キャリアーとなることがあります。

セキセイインコやラブバードは、白色オウムやヨウムほどはウイルスに対する感受性が高くない、つまり、接触したとしても必ず感染が成立するわけではなく、一緒にいたとしても病気が伝染らないこともあります。

しかし、オウムやヨウムなどは非常に感受性が高く、感染しやすくて発症しやすい上に、予後は非常に悪いです。数ヶ月の内に亡くなってしまうでしょう。

そのため、白色オウムの幼鳥の側にラブバードやセキセイインコの幼鳥を置くことはとっても危険だということを、特に動物取扱業の方には知っておいてもらいたいところです。

メメちゃんの換毛期

こんにちは、豊島です。

1ヶ月ほど前から病院兎のメメちゃんの毛が抜け出しました。頭から始まって徐々に下降してきています。

時々ブラッシングをしていましたが、体幹の毛がぬけるようになって段々ケージの中に落ちている毛の量が増えてきていました。

さらに最近は便が飲み込んだ毛で数珠つなぎになって出ている始末。このままでは毛球症による消化管うっ滞が起きてしまう・・・

と、昨日意を決して大グルーミングを行いました。

結果、抜けた毛で仔ウサギが1羽誕生。

そしてメメちゃんは腰にスカートをまいてオシャレウサギに変身♪

後半(下半身)は後日のお楽しみ・・・

メメ換毛2 メメ換毛1

 

ケージに帰ると、トイレに隠れて生草を食べていました(^^)

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オカメインコのクリプトスポリジウム

こんばんは。本日はクリプトスポリジウム症について。

クリプトスポリジウムとは、寄生虫の中でも原虫と呼ばれる分類に属する、とっても小さな病原体です。その、クリプトスポリジウムのオーシストという形態が多量に便中に見つかったので、画像を載せたいと思います。

 

オカメインコの場合感染、発症すると、幼鳥時に腸粘膜で増え、体調や免疫状態によっては下痢の末に脱水を起こし死に至ることもあります。

発症初期の便の特徴としては、表面に粘膜を被っているようにテカテカと光った感じに見えます。どんどんとひどくなると、下痢便になります。

発症鳥は、粘膜から栄養を吸収できないため、ご飯(挿し餌)を食べていても痩せていきます。

検査方法は、比重1.2のショ糖液に5-10分間浮遊させて顕微鏡で観察し、一番表面に浮いて薄いピンク色に写ったオーシストを確認することです。

残念ながら有効な抗原虫薬はなく、胃腸炎の治療や点滴による脱水の緩和や強制給餌による栄養補給を行って、自らが病原体を排除するのをサポートするという治療になります。

しかし手遅れになる前に発見されて治療し、治ってしまえば、プリプリのオカメに成長して元気に過ごすことができますので、できるだけ幼鳥時は早めに健康診断を行いましょう!クリプトうんち ショ糖液 DCIM100MEDIA

真ん中のうっすらピンク色の楕円形が、クリプトスポリジウムのオーシストです。

歯切り後・・・

 

切歯カット

無事、切歯をダイヤモンドカッターで削り終え、上の歯はちゃんと正常な長さになりました。

 

さぁ、下の歯はどう伸びてくるでしょうか・・・???

ウサギの切歯不正咬合

今日は、ウサギの切歯不正咬合について。

上下の切歯がピッタリと咬み合ってなくて、異常な伸び方をしてしまう、そんな状態です。

 

どんな弊害がでるか?

まず、切歯とは一番前にある2本、センターの位置を占める、その名の通り「切る」歯です。

そのため、葉っぱを咬み切れないほどまでズレてしまうと、主食である牧草や葉っぱを切れない歯になってしまい、エサが食べられなくなります。その場合、短く切って与えると食べられることもあります。

そしてその歯が更に伸びると、円弧を描くようにカーブして伸びていくため、次に起こるのは過長切歯による口腔内損傷。つまり、伸びてカールした歯の先端が今度は歯茎や唇に突き刺さって怪我をしてしまう、ということです。

ウサギの口周りはとっても敏感でデリケートなので、なかなか口を見せてくれない子が多いと思います。そのため、発見が遅れて気づいた時には随分と体重が減ってしまっていたり、口が酷い状態になってしまっているような症例もあります。

今回、我が家のウサギの逆さ抱っこ中に偶然見つけた上切歯過長。そういえば、大きい葉っぱはちょっと食べにくそうにしていたような・・・。

この子の場合、下の切歯が少し前に突き出ているため上の歯と正確に合っておらず、そのため不正咬合が生じているようです。ズレは大きくないので、うまく歯を削ってトリミングしていってあげれば正常状態に近づけるかもしれません。

麻酔をかけて、去勢手術と同時に歯のトリミングを行う予定です♪

ウサギ飼いの皆様も、切歯のチェックをお忘れなく!meme切歯不正咬合3 meme切歯不正咬合1 meme切歯不正咬合2

スズメのヒナ

こんにちは、豊島です。

数日前に左足を負傷して保護されたスズメのヒナを、現在治療、飼養しています。

足はほぼ改善し、挿し餌もどんどん食べてくれています。

昨日からは飛ぶ練習も始めているので、なんとか放鳥できるよう、祈っています。

そんな愛らしいヒナを動画でお届けします☆

スズメ飛行

スズメHF

犬の尿道結石と異物誤飲

こんばんわ。今日は犬(シーズーの膀胱結石、尿道結石による尿道不完全閉塞)のオペを実施致しました。

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この子は飼い主様の意向により、何度か結石を膀胱に押しやり、オペを避けて来たのですが、とうとう結石がうんともすんとも動かない状況に陥り、オペを決断されました。

尿道、膀胱両方から無事取り出すことができました。

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そのオペの終わり際、ジャックラッセルが肉マンの付属のからしを袋毎食べたということで来院されました。

元気いっぱいで来院されましたが、無事吐かせることができ、シュン、、となって帰っていきました。

年末年始、いつもと違うものがテーブルの上にあったり、お菓子も何かと食べる機会が多いと思います。人も犬も浮かれています。

異物誤飲はそう言う時に起こります。注意しましょう。

人間もお餅など喉に詰まらせないようゆっくり少しずつ食べるようにして下さい。

では良いお年を。。

夜のドッグラン〜♪

こんばんわ、獣医師の徳平です。

少しぐっと寒くなってきました。こんな夜に診察の後、ドッグランで遊んでくれたコロコロのcocoちゃんです。触り心地はマシュマロのよう。平城宮跡でもたまに走らせているそうですが、このドッグランでも体型から想像できない活発な動きを見せてくれました!

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぱい走って、痩せようね~!!

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