月別アーカイブ: 2017年10月  2 件

足を痛めやすい鳥さんにお勧めの床敷

インコちゃんの中には、足が開いてしまう病気で足がすべってしまったり、関節炎や麻痺、足底の潰瘍などが原因で、止まり木にうまく止まれなかったり床が硬いと炎症がひどくなってしまう場合がありますね。

しかし、紙を敷くとそれを齧ってしまったり、女の子だと紙を齧る行動が発情を誘起してしまうのも困りものです。

いろいろ試行錯誤してみて、「これがよかったよ!」という感想はできるだけ飼い主様から教えていただいていますが、その中から2種類の床敷をご紹介します。

床敷1

オカメon床敷

足底潰瘍ができやすい、女の子のインコちゃんにお勧めなのがこちら。

本の表紙に使う厚紙で、ソフトなタッチが潰瘍形成防止になっているようです。

またしっかりした厚紙なので、ふつうのキッチンペーパー重ね敷きだと齧ってしまう子も、これだと齧らなかったみたいです。

床敷

足先の麻痺によりしっかりと踏ん張れない子や、ペローシスなどでどうしても滑って開いてしまう子にお勧めなのがこちら。

素材に滑り止め効果があるのに加え、ボコボコした網目状になっているため軽く掴むことができて、足を握るリハビリにもなります。

端っこから齧ってしまう場合は、端にどかせられない物を置いてガードしましょう。

10/8は鳥類臨床研究会の第21回年次大会でした

鳥類臨床研究会

鳥臨研要旨と抄録

今年も開催されました鳥類臨床研究会年次大会。伊丹ー羽田の日帰りで行って来ました。今年は特に、腸結石の症例が多く目立ったように思います。

致死率が高いと思われていた腸切開の手術ですが、7割の成功率が得られていて、然るべきタイミングでの外科手術の重要性を感じました。

鳥類の多様性は驚くほど広く、同じ鳥でも病気の種類や疾患の現れ方などが多岐に渡ります。特に小型の鳥類の臨床は、検体を多く必要とする検査や侵襲性の高い検査には限界がある点や、すぐに手術に踏み込めない事例も存在する点などから、まだまだ犬や猫に比べて解明されていない病気が多く、こういった発信の場がとても貴重でありがく思っています。

また、情報を頂くばかりでなく提供できるように、普段なかなかご提案できずにいる剖検も、進んでご協力いただけるようにご提示させてもらえるよう、日頃から心掛けが必要だと感じます。