月別アーカイブ: 2017年5月  3 件

小鳥の金属中毒にご注意を❢❢❢

金属中毒

鉛の神経毒による、神経症状の一つが、ナックリングと呼ばれるこの症状。肢の指が麻痺したようになり、前方へ流れてしまっています。

金属中毒Xray

中央より右寄り、5つほど散らばって見える小さな光る粒、これが飲み込んでしまった鉛です。筋胃拡張によりバラバラに散らばっています。こうして胃に留まっている間に、胃粘膜から鉛が吸収されていきます。

鉛中毒は、金属中毒の中で最も重症となり命を落とす危険性のある病気です。

嘔吐、濃い緑色の便、食欲廃絶、脚の麻痺、ふらつきや意識混濁などの神経症状、多飲多尿、血尿、などが、症状として現れます。

体内では、激しい胃腸障害と神経障害、急性腎不全が進行していきます。

解毒剤として鉛を中和するキレート剤を用いて治療しますが、進行してしまった胃腸障害や神経障害、腎不全はもとに戻らないこともあり、それによって死亡するケースもあります。

金属の量が多くないこと、また早い段階からの治療が、その成績を向上させると考えられます。

ぺットバードに鉛中毒が多発するのはなぜか?

それは、①鳥は光るものが好きだから

    ②放鳥中眼を離すことが多いから

    ③家庭環境内に実は鉛が使われているものが存在するから

では予防するにはどうすればいいのでしょうか?

それは、「知っておくこと」だと思います。

①は変えようがありません。②は気をつけることはできても100%に近づけるのはなかなか難しい。③は、知っておきさえすれば100%に近い確率で防げる原因です。

それでは、現在の家庭内環境において鉛が使われている可能性のあるものを覚えておきましょう❢

「ごとく キッチン 鉛」の画像検索結果

台所の五徳;最近では鉛が使われているものは少なくステンレス等であれば危険性もありませんが、古いタイプのガスコンロですと鉛性の五徳が使われていることがあります。台所に冒険しに行って、色々と落ちている物をついばんでしまうインコさんはご注意を。

カーテンの重り;カーテンの裾に重りとして鉛を入れてあることがあります。布をかじったら中から固いおもちゃがでてきて、その噛みごたえがとっても楽しい❢というような感じで夢中になってかじって飲み込んでしまいます。魅力的なおもちゃですので、ご注意を。

他では、亜鉛メッキや銅製品などでも胃腸障害を起こすことがあります。

鳥さんが齧って遊んでしまう可能性のあるものには、極力ステンレスを使用している物を選びましょう。それが無理なら、放鳥中は決して目を離さないことです(`・ω・´)ゞ

本日はチェリーアイの手術を行いました

before 正面

カヤキイブ3

before 横顔

IMG_3309

after 正面

カヤキイブ1

チェリーアイ整復!!

カヤキイブ4

開眼器を眼瞼に掛けて、第3眼瞼突出部の上下にナイロン6-0を掛けて牽引します。

カヤキイブ5

第1切開線の作成

カヤキイブ6

第2切開線の作成

カヤキイブ7

2つの切開線を縫合します。

チェリーアイは瞬膜腺脱出の俗称で、瞬膜の縁を超えて第三眼瞼腺(瞬膜腺)が脱出した状態をいいます。

ビーグル、コッカー・スパニエル、ペキニーズ等によくみられます。

幼若犬で初期の場合、無麻酔科で元に戻してあげることで出なくなる場合もありますので、出たら早めに動物病院へ連れて行って下さい。

放っておくと、突出部の擦過傷や、乾燥して炎症や過形成を引き起こしますので、早期の外科的整復をお勧めします。

とりもちに捕まってしまったツバメ

ツバメ2

ツバメ1

「家にツバメが飛び入って来て、外に出そうとしたけどツバメがパニックになってしまい、ネズミ取り用のとりもちにひっついてしまった」

お腹から翼まで、べったりとりもちに張り付いている、無残な姿のツバメが運び込まれてきました。

粘着性のものを剥がす薬品はいろいろありますが、生体に強い薬品は使えません。

まして、相手が鳥となると刺激臭を発するものは命を落とす危険性が高く、決して用いません。

こんな時意外に効力を発揮するのが、「油と粉」。

粘着質を粉が吸着し、油が剥がしてくれます。

小麦粉オリーブオイルなるものを作成し、ベタベタの羽根に揉み込んではお湯で洗い落とす、の繰り返し・・・。

体中の羽根という羽根がくっつき合って身動きできず、ぐったりしていたツバメでしたが徐々に身体の自由を取り戻し、動いたり飛ぼうとしたりし始めました。

油がついていると重くて思うように飛べないため、可能な限り除去して飛べるかどうか確認し、2日後に放鳥しました。

さすがはツバメ、手の中から飛び出した後は一瞬で遠く遠く姿が見えないところまで飛んで行きました。