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カワラヒワの幼鳥を保護しました

カワラヒワ2

カワラヒワ1

カワラヒワは樹上に営巣するため、ツバメなどのように民家近くでヒナを見る機会は、そう多くないと思われます。この幼鳥は、排水溝に落ちてぐったりしていたところを保護されました。

恐らくお庭か家の近くに木があって、そこで巣立ちの準備中だったのでしょう。

背中にケガを負っているところを見ると、何者かに襲われて巣から落ちてしまったとも考えられます。現在だいぶ元気になっていて飛ぼうともしますが、殆ど飛べていないのは、未だ訓練中で飛べないのか、ケガのため飛べないのか。

いずれにしても訓練を兼ねてリハビリが必要そうです。

インコの発情抑制

renee発情3-

 

さあ、巣作り巣作り♪

嘴で紙に穴を開け、それを横方向に繋げていきます。

renee発情6

 

できあがり。

沢山挿したら巣に運んでいきます!

renee発情4

 

そして短冊状にちぎり取って

renee発情1

 

翼を広げて尻尾を挙げ、飛行機ポーズ!!

これが女の子の発情のサインです。

renee発情5

 

短冊をお尻に挿して・・・

春はあらゆる生き物が繁殖するシーズンです。

ポカポカ陽気になってくると、飼育下のインコ達も繁殖するべく、発情を始めます。

 

ただし、発情する相手が同じ鳥の異性とは限りません。

大好きなお兄ちゃん(人)、大好きなお母さん(人)、大好きなお人形、更には生き物の形すらしていないおもちゃに至るまで、発情期のメスインコにとって恋人は多種多様。

そうして発情すると、行動だけではなく身体の中も卵を産む準備を始めます。

卵管が発達して太く長くなるため、お腹はポヨンポヨンに膨らみ、便が停滞します。

卵殻を形成するためにカルシウムを貯め込んだ骨は柔軟性を失い、折れやすい髄様骨となります。

血液は卵の成分を運ぶため重度の高脂血症で、いわゆるドロドロ血液状態となります。

また、卵をいくつも産んでいると、身体に栄養が残らず弱ってしまいます。

 

このように、発情、産卵は身体にとって負担となるばかり。メスのインコも健康で長生きして欲しいと思う我々は、日々発情抑制を訴えているのです。

 

では具体的にどのようにして発情抑制するのか。

まずは、発情を誘起してしまう環境をなくしていきます。

それでもダメなら、今度は怖いものや嫌いなもの、空腹などでストレスをかけてみます。発情出来ない環境作りをする)

それでも卵を産んでしまう場合は、ホルモン剤を用いて抑制します。

 

発情を誘起してしまう環境とは?

1. 夜遅くまで部屋を明るくしていませんか?

日照時間が長いと発情しやすくなります。発情を抑制するには、夕方なるべく早くに部屋を暗くして、朝はなるべく遅くまで暗いままにしておくといいでしょう。連続して少なくとも12時間以上は暗くして下さい。

消灯中は、少しでも明かりが漏れ入ると、明るいと認識してしまいます。遮光できるもので完全に真っ暗にして下さい。また、途中で一度明るくしてしまうと消灯時間はそこで一旦リセットされてしまうため、連続性を失います。夜中に様子を見る場合は、部屋を暗くした状態でカバーを開けるようにしましょう。

 

2. 発情相手になっていませんか? 近くに発情対象がありませんか??

メスが発情するからといって、相手がオスの鳥とは限りません。メス鳥、他種鳥、人、おもちゃ、餌入れなど、好きになったら何でもいいのです。

発情を示す行動は、鳥の種類によって違います。例えばセキセイインコや、ラブバードなどの中型インコは、写真のような飛行機ポーズをとって、尾っぽを上げた状態で静止します。

オカメインコは、隅っこの方で「キョキョキョキョキョ・・・」と鳴きます。

https://www.youtube.com/watch?v=KulvWiT0uuI  ← 参考動画

文鳥は、尾っぽをプルプルと震わせます。

これらの行動が確認されたら、その時点でのお相手が発情相手ということになります。

お相手が鳥なら、見えない距離までカゴを離して下さい。お相手が人なら、しばらく距離を置いて下さい。日常の世話なども、なるべく違う方に代わった方がいいでしょう。それが無理なら、紙袋やお面を被って違う人と思わせるという策もあります。

おもちゃなら、撤去しましょう。

発情が完全に止まれば、お相手は一旦戻してあげてもいいですが、戻した途端また発情するようなら離したままにしておいた方がいいでしょう。

 

3. 巣作り行動や巣篭もり行動を容認していませんか?

・紙をちぎる

・餌入れや水入れなど、何かの下に潜り込む

・カゴの隅っこ(いつも同じ場所)で座っている

・服の中など、暗くて狭いところに入る

 

以上のような行動を認めたら、やらせないように阻止して下さい。

まず、ちぎれないように紙を取り除きます。

餌入れの下に潜り込む場合は、餌入れを付属のものではなく引っ掛けるタイプの入れ物に替えてしまって、潜れないように高い位置に引っ掛けます。

カゴの隅でうずくまっている場合は、そこでうずくまれないように大きめの物を置いたり、そこの下網を複数の洗濯バサミでつまんで剣山のようにするなどの方法で対処します。

潜り込む場所には、①行かせない ②入らせない ③潜らせない です。

 

実はこの巣作り行動が、意外にも発情を強く誘起させていることが多く、これをやめるだけで発情、産卵の抑制が期待できます。

 

4. 保温しすぎてませんか?

長くて暗くて寒い冬が終わり、一気に暖かい春を迎えた時、鳥たちは発情、産卵します。

冬に暖房を付け出す頃、室内飼育のインコたちが突如産卵を始めるのは、こういう理由からです。

だからといって寒くていいわけではありませんが、健康な鳥なら一日中ポカポカにしておく必要もないので、

日中極寒でなければヒーターを切る

多少の冷気が通る程度にカバーを開けておく   などの工夫をしてみてもいいでしょう。

但し、もしお腹に卵があると、急激に冷えることによってゆるんでいた骨盤や恥骨が閉まり、卵詰まりを起こしてしまう危険性があります。

低温にして発情を抑える必要がある場合は、卵が無いことを確認した上で行って下さい。

わからなければ、病院で確認してもらって下さい。

 

以上が飼育下の鳥の発情抑制方法です。

薬を使って発情を終わらせるのもいいですが、まずはお家でできることをやってみて、それでもどうしても無理なら病院に相談しにいらして下さい。