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ウサギの子宮出血・卵巣子宮摘出手術

ウサギは本来、交尾排卵動物といって決まった周期での発情や陰部出血を起こさない動物です。

そんなウサギが陰部出血を起こしているとなると、メスなら殆どの場合が子宮疾患です。

特に1-2歳の若齢ウサギの場合、子宮に腫瘍が生じる可能性は低い代りに、致命的となるほどの大出血を起こす静脈瘤が形成されることがあります。

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腹腔内から取り出した時の子宮

左側に血液の貯留と血腫が認められました

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左右の子宮角で粘膜の血管異常が確認されました。

恐らくこれが子宮内膜静脈瘤ではないかと思われます。

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切除後の子宮を切開すると血餅が出てきました

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ここから大量の陰部出血が生じていたのでしょう。

高齢になると、今度は子宮内膜炎や子宮内膜癌の発生率が上がります。

致命的な出血を伴うことは少ないですが、子宮癌の場合に問題となるのはその転移率の高さです。

発見が遅れて肺転移が生じてしまってからですと、たとえ手術をして子宮癌を完全切除できたとしても、肺転移による症状が悪化するため、手術不適応となります。

雌ウサギはこのように命に関わる子宮疾患が非常に多い動物であり、年齢を重ねる毎に発症リスクと手術リスクが上がります。

生後7ヶ月もすれば性成熟しており避妊手術が可能になるので、ウサギさんの飼い主様はぜひ早めの避妊手術をご検討ください。

橈骨骨折の固定手術

骨折写真 2

左前肢橈骨骨折

骨折プレート写真1

 

骨プレートによる骨折固定

本日は橈骨骨折の整形手術でした。

骨折してずれてしまっていた橈骨の骨折端は、ピッタリと整復、固定され、あとは動かさないよう安静を保って骨の増生、癒合を待つのみです。

長期間の不動化で気分が落ち込みがちですが、そんな気分を盛り上げるべく、可愛い包帯が巻かれていますよ。 よかったね(^^)

骨折プレート写真3